学校および地域の概要

 本校は,へき地指定2級の小規模校であり,山梨県の南西部に位置する早川町のほぼ中心にある。本町は,赤石山脈・白根山系と櫛形山系に囲まれた早川沿いの上流文化の町である。東西には15.5㎞・南北に38㎞,面積は約370㎢,そのうちの約96%は山林となっている。昭和31年に西山・三里・都川・硯島・五箇・本建の旧6ヶ村が合併し誕生した。人口はピークの約1万人から1135人(昨年年5月1日現在)に減少し,人口が全国最少の町となった。

 町のこれまでの半世紀の歩みは,決して平坦な者ではなかった。過疎化・高齢化・少子化・地域産業の衰退などの諸問題を常に町民と行政が一体となって,ふるさと早川を自らが「誇れる町」を目標として地域づくりに取り組んでいる。上流文化圏構想・南アルプス早川山菜まつり・南アルプスはやかわ紅葉とそばまつり・山村留学制度など個性ある町づくりを推進している。

 本年度は,早川中が創立してから33年目を迎える。統合2年後の昭和60年に,本校と早川北中(西山中と三里中が統合)・早川南中(五箇中と本建中が統合)が統合し,全町1校体制の早川中学校が誕生した。統合初年の生徒数は94名であったが,その後,生徒数は年々減少し,本年度は1年生10名,2年生11名,3年生11名,合計32名で各学年単学級,3学級編制である。校区は広くほぼ全生徒がスクールバスで通学している。縦割りによる団活動が活発で給食当番や週番活動,学園祭体育部門や体験活動等,全校で活動することが多く,家族的な雰囲気の中で学習している。

 生徒は大変明るく素直で何事にも積極的に取り組んでいる。小さい学校なので一人ひとりに光が当てられ,様々な役割を少ない人数で分担し,生徒がそれぞれの役割分担を果たすことで自己存在感を持たせることができる。学園祭などの諸行事で見せる生徒の輝きは感動的である。

 また,保護者を含めた地域の人々の学校を見る目は極めて好意的で温かく,授業や学校行事等へ大変協力的である。